『ポルトガル』 ポルト ブラガ ナザレ コインブラ ファティマ
ユーラシア大陸の西の果てに位置するポルトガル。ポルトガルの語源になった港町ボルトはポートワインでも有名。
サン・ベント駅は2万枚のアズレージョで彩られている。 美しいアズレージョ装飾は駅、王宮、教会のみならず街中の装飾としても見られる。
印象に残ったのはコインブラ大学の金泥細工で飾られた図書館。16世紀から18世紀の書物が30万冊もあると言われており、天井には見事なフレスコ画が描かれている。本につく虫を駆除するため館内に蝙蝠を飼育しているという。大学構内ではマントを着た学生にも出会った。
オビドス リスボン シントラ ロカ岬
ロカ岬を訪れユーラシア大陸最西端到達証明書を発行してもらったが、今はどこかにかくれんぼ、想い出は心の中に。
旅に出る前に宮本輝の『ここに地終わり、海始まる』を読んだ。ヨーロッパの西端、ポルトガルのロカ岬に『ここに地終わり海始まる』という碑文があり、この岬から、日本で6歳から24歳まで18年という長い時間、結核治療のため療養所で過ごして来た女性に絵はがきが届くところから物語は始まる・・・。
ポルトガルはゲルマン民族、キリスト教、イスラム教勢力の侵攻を受けている。
1415年から始まる大航海時代(15C中~17C中)に栄えるが、21世紀にポルトガル帝国が消滅してからは経済的にはなかなか復興していない。 地方にある教会なども予算不足から修復されていないところが多く見受けられた。