Borpitpimuckでの交流

夫のタイ駐在に伴い不安を抱えながら未知の街バンコクへ向かった。そんな不安をなだめるように、着陸態勢に入った飛行機の窓にはのどかな田園風景が広がっていた。ヤシの樹が点在するのんびりとした水田を眺めているとそれまでの緊張感も薄れ、この地で上手くやっていけそうな気がしてきた。言葉も何もかもが分からない中、新しい生活がスタートした。

 

1か月後、日本人会の発行する新聞記事に『日本語教師募集』の記事を見つけ、問い合わせの電話をかけたのがきっかけで、タイでの生活の歯車が上手く回り始めた。 数か月後、初めての授業で、富士山や横浜の場所はどのあたりにあるか知っているかと聞いてみるが、正確に答えられる学生は一人もいない。 初授業の後、数人の学生に学食に誘われ、学生たちとの交友が始まった。タイの若者たちとの交流は貴重な経験で、その時も今も感謝の思いしかない。

タイの友人

横浜市保土ヶ谷区にある「国際交流の会」の日本語教室で出会い、親友になった人がいる。彼女は当時、バンコク都庁の都市計画課に所属し、横浜市のみなとみらいにある研修センターに研修生として来日していた。 ともかくタフで何事にも熱心な人だ。日本語教室以外にも研修終了後、週に1~2度個人レッスンをするようになり親しくなった。タイに進出を計画する自動車部品メーカーのタイ語通訳をやらざるを得なくなった時には、大変にお世話になった。

 

その後局長クラスまでになったが、今は退職し、自由な時間を使い各地を飛び回っている。チャオプラヤ川沿いにある新居を購入したときは、まだ家具も運び込まれていないコンドミニアムに案内してくれた。チャオプラヤ川を眼下にバンコク市内を展望できる素晴らしい眺めである。これからタイに来るときは泊まりに来てと言われ、次の訪問が楽しみである。

 

Borpitpimuk

Rajamangala University of Technology Krungthep

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旅行

想い出とともにあの暑さがよみがえってくる。

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タイフェスとタイ料理

甘くて辛くてしょっぱいがタイ料理の代名詞。

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いろいろな雑貨

籐で作られたバッグ。持ち歩くには不便だけどオリエンタルな雰囲気が気に入っている。

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