旅は心を無にしてくれる。 見たもの聞いたものすべてが心に沁みてくる。
中でも記憶に残っているのはチェコ メルニークのエルベ川沿いの田園風景である。
メルニークはチェコの中央ボヘミア州にある町。首都プラハの北35km、ラベ川とヴルタヴァ川との合流点に位置している。一帯は国内有数の穀倉地帯で、青果物、ジャガイモ、トウモロコシ、テンサイ、ワインなどがつくられる。
私たちが訪れた5月は、一面に菜の花畑が黄色いじゅうたんのように広がっていた。
この緑豊かな自然のなかで人々は何を考えどんな生活を営んでいるのだろうか。