2025年9月 「スポーツ観戦」

【全米オープン】(TV観戦)
8月24日から9月7日にニューヨークで開催されたグランドスラム「全米オープン」は、男子シングルスに参加した西岡良仁はティアフォ―に3-0で1回戦敗退、望月慎太郎はデミノーに3-0で2回戦敗退、女子シングルスでは、大坂なおみは準決勝まで進んだがアニシモバに1-2で惜敗した。
この大会では男子シングルスの決勝が手に汗握る白熱した戦いになった。結果は、第2シードのカルロス・アルカラス(22歳・スペイン)が第1シードのヤニック・シナー(24歳・イタリア)をセットカウント3-1で破り、全米オープン3年ぶり2度目の優勝を飾って世界一に返り咲いた。

 

【世界陸上】 国立競技場で観戦
隈研吾により東京オリンピック2020のために建てられた競技場は、大阪万博の大屋根リングに似ていて日本ならではの後世に残る木造の建造物だ。スタジアム外周部、各階に張り巡らされているスリット状の部分は、日本建築に用いられてきた軒庇で、日光や風雨をしのぐだけではなくデザインの特徴のひとつとなっている。

大会5日目の9月17日 イブニングセッションを観戦したが、開始直後は、4種目同時進で行われていて観るほう側もなかなか忙しい。当日の主な競技と日本人選手は以下のとおり。

男子 やり投    予選 A組  﨑山雄太 ディーン元気 B組 長沼元
女子 200m     予選       井戸アビゲイル風果          
男子 200m     予選       鵜澤飛羽 飯塚翔太 水久保漱至
女子              400mハードル    準決勝                  男子       400mハードル    準決勝                 
女子              3000m障害物      決勝                     男子       1500m   決勝      

 

【レーバーカップテニス】 (TV観戦)
欧州選抜 9-15 世界選抜で世界選抜の勝利 参加選手は
全欧州  アルカラス ルード メンシク ズベレフ 他
全世界  ミケルセン オペルカ デミノー セルンドロ フリッツ他

チーム・ヨーロッパの監督はフランスのヤニック・ノア、チーム・ワールドの監督はアメリカのレジェンド、アンドレ・アガシ。ノアは、元全仏王者だが今は歌手だというから驚きだ。アガシは、生涯グランドスラム達成者だが、この日は選手を鼓舞するパフォーマンスも素晴らしく選手も観客もおおいに盛り上がっていた。

 

【ジャパンオープン】 9月25日 大会2日目を観戦 
男子シングルスで世界一のアルカラスが日本のテニスの聖地、有明にやってきた!!
アルカラスの出場するナイトセッションのチケットは予約済みだったが、日本選手の多くがデイセッションに出ると知り、朝から当日券売り場に並んだ。ナイトセッションの当日券売り場は、アルカラスの試合を一目見たいファンで大混雑だった。この日出場した日本人選手は西岡、望月、島袋。島袋が格上相手に勝利したのは立派だったが、望月はルード相手に1セットを先取するも途中で力尽きたのが残念だった。

 

ナイトセッションの第二試合に登場したアルカラスは、20歳のセルンドロ相手に稲妻ショットやマジックショットで翻弄し、会場を大いに沸かせた。 第一セット途中で左足首を捻挫しコートに座り込んだ時は会場全体が凍り付いたようになったが、テーピングをしてプレーを再開したときは会場にも安どの空気が流れた。試合後、子供たちへのメッセージを問われ「be happy テニスを楽しむこと」と答えた姿はさすが若き勇者である。

 

<9月29日> 車いすテニスの小田凱人が昨年に続き2連勝したが、国内に適う相手はいない無敵の19歳だ。

<9月30日> W決勝は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した柚木武/ R・ボパンナ(インド)組は第2シードのH・ニス(モナコ)/ E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)組に5-7, 5-7のストレートで敗れ準優勝となった。S決勝は、No.1シードのアルカラス(スペイン )とNo.2シードのフレッツ(アメリカ)の戦いになりアルカラスのストレート勝ちとなった。最後の2ポイントは見事なやわらかいドロップショットで観客のため息を誘った。アルカラスが日本の大会に初参戦し、初戦で左足首を痛めながらも、最後まで素晴らしいプレーを見せてくれたことに心から感謝したい。

 

【大谷の活躍】(TV観戦) 今年の活躍も素晴らしい
<打者として>
打率:.282  ホームラン:55本(自己最多)  打点:102  得点:146  盗塁:20
OPS(長打率と出塁率を足した数値):1.014(リーグトップ)
<投手として>
登板:14試合(すべて先発)  イニング:47イニング  防御率:2.87  勝敗:1勝1敗
奪三振:62奪三振

 

【日曜日の新聞】
「大谷がテレビから消える日」という特集があった。サブタイトルには「無数のカメラが一人を取り巻けば 大勢のアスリートが画面外に追いやられる」とある。しかし、大谷選手の活躍は超人的で、その活躍に日本中が喝采を送っている。こんな日本人は今までもこれからもなかなか現れないだろう。記事には、MLBがNHKなどと結ぶ100億円規模の複数年契約も数年後の急騰が見込まれるのが理由として挙げられていた。有料のNフリックスがWBCの独占配信権を獲得したのは、米国が日本に新たな関税を設けることと同じだ。これかはスポーツも有料で観戦する時代に入るのだろうか。

 

このひと月はスポーツ観戦三昧だった。さあ、やっといい季節になった。そろそろサボっていたウォーキングに出かけようか!!