大船観音

大船観音寺

大船駅西側の小高い山の上にある曹洞宗寺院です。

 

昭和四年、地元有志が大船観音の建立に着手したものの、社会情勢により工事は中断しました。戦後、曹洞宗管長高階瓏仙禅師らが中心となり財団法人を設立して、昭和三十五年に完成し、昭和五十六年、曹洞宗大本山総持寺貫主乙川瑾瑛が開山しました。

参道

観音様までは坂道を上っていきます。

 

観音像が完成した翌年、星野立子が詠んだ句です。

 

(大観音を見て 裏山づたいに黙仙寺へ)

   十薬の群れ咲くあたり山路よし

      山道のだんだん細くなり涼し

   ただ暑き大観音に詣るべく

山門

長い坂道を上がったところにある山門は、昭和六十年に寄進されたものです。

原爆犠牲者慰霊碑

昭和二十(1945年)、広島市に投下された原子爆弾のくすぶる残り火を、自分のカイロに移し福岡県星野村の自宅まで持ち帰った方がいました。その火を受け継ぎ、分火したものがここに灯っています。

 

毎年秋に「原爆犠牲者慰霊碑」前で慰霊祭が行われています。

鐘塔

釣り鐘塔は、毎日朝6時と昼の12時につかれています。

大晦日には一般の方も除夜の鐘をつくことができます。

胎内の観音像

観音様の裏側から胎内に入ることができます。

胎内には、ご本尊の30分の1サイズの木造の観音像や本尊の観音像が祀られています。

胎内の千体仏

「千体仏」は、彫刻家の植草等雲が、戦後50年を記念して始めた千体仏供養です。

慈光堂

日曜には参禅会が行われています。

子育地蔵

子育て地蔵と厄除け地蔵です。

大船フラワーセンター

神奈川県立のフラワーセンターは、大船観音から龍宝寺に向かう途中にあります。

 

オリジナルで改良・育成した品種である大船系のシャクヤクやハナショウブを含め、約3000種余りの植物を有しています。季節に合わせてさまざまなイベントも企画されています。


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