鎌倉五山の第五位、臨済宗建長寺派の寺で、境内は国の史跡に指定されています。
源頼朝の忠臣の足利義兼により、文治四年(1188年)に創建されました。中興開基は足利尊氏の父の貞氏で、足利一族と深い関係がある寺です。
盛時には大寺院でしたが、震災や火災にあい、現在は本堂、庫裏、荒神堂などとなっています。
鎌倉五山の第五位、臨済宗建長寺派の寺で、境内は国の史跡に指定されています。
源頼朝の忠臣の足利義兼により、文治四年(1188年)に創建されました。中興開基は足利尊氏の父の貞氏で、足利一族と深い関係がある寺です。
盛時には大寺院でしたが、震災や火災にあい、現在は本堂、庫裏、荒神堂などとなっています。
当初は極楽寺という密教の寺院でしたが、建長寺の開山・蘭渓道隆の弟子であった月峯了然が禅寺に改め、足利貞氏の法名をとり浄妙寺と改名されました。
年に一度、花の供養を行っています。
寄棟造の大きな銅板葺きで「起り(むくり)」と呼ばれる、膨らむような形の屋根が特徴の建物です。本堂は宝暦六年(1756年)に再建されました。
ご本尊の木造釈迦如来坐像のほか、お産の神である木造淡島明神立像、開山の退耕行勇坐像(重要文化財)が祀られています。
ご本尊は、十四世紀に作られた鎌倉十三仏の一つである木造釈迦如来坐像です。
本堂の裏側に、本堂に接するように開山堂があります。
木造退耕禅師坐像、木造藤原鎌足像、木造三宝荒神立像、伽藍神倚像(がらんじんいぞう)なのど寺宝が安置されています。
本堂に向う左側の木々の間に、江戸時代の茶堂を再建した喜泉庵があります。
枯山水の庭園には涼しげな水琴窟があります。
散歩道と書かれた道の上から見た景色です。
「石窯ガーデンテラス」の方に上っていくと、竹林の先に足利尊氏の弟、足利直義のやぐらが見えます。
平成十二年に旧貴族院議員邸を改修して造られた、臨済宗のお寺には珍しい「石窯ガーデンテラス」です。
室内からはイングリッシュガーデンが見渡せ、看板メニューの「アフタヌーンティーセット」が人気です。
藤原鎌足がお守りとしていた「鎌槍(かまやり)」を、この地に奉納し祠を建てたのが「鎌足稲荷神社」の創建とされています。この故事にある「鎌槍」から「鎌倉」の地名が生まれたともされています。
階段を上ると白木の鳥居があり、奥に祠が見えます。
山門から鎌足稲荷神社に至る途中の右手には、苔生した石段がありますが、危険防止のため塞がれています。 ここには浄明寺の鎮護の神として三宝荒神が祀られています。
浄妙寺の辺りには、松本たかしのほか翻訳家の草鹿外吉、小説家の長田幹彦らが住んでいました。